ゆずきのBL小説ブログです。
頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。
ちまちま更新します。
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「不安なことでもあるのか? だったら、笑ったりなんてしないよ」
力は真剣な目で返事をした。
悠耶は小さく頷いて、言った。
「おれ、まだ出ないんだ」
またしても、力は言葉の意味を測りかねた。
悠耶は目を合わせるのも恥ずかしいというように、視線を泳がせて赤くなる。
羞恥を必死に押し殺している悠耶に問い返すのは申し訳なかったが、そうせざるを得なかった。
「出ないって、何が?」
できるだけ何気なく、力は聞いた。
しばしの沈黙の後、悠耶はかすれてほとんど聞こえないくらいの声を出した。
「え、液」
その言葉選びと表情とから、力は悠耶の告げたいことを推測した。
つまり、悠耶は、まだ……射精したことがない、のか。
その事実に、力は衝撃を受けた。
昨夜、自分は精通もしていない清らかな恋人を同意もなく犯そうとしたのかと思うと、新たな罪悪感が芽生えた。
同時に、その初心な身体に触れる権利を、自分だけが持っているという優越感は、征服欲を刺激した。
力の反応を不安げに気にする悠耶に、にっこりと余裕の表情を向けて、強く抱きしめた。
「出なくても、触られたら気持ちいいだろ?」
耳元に甘く吹き込む。
腕の中の悠耶が、ぴくんと反応する。
「ん……」
悠耶は力の胸に顔を埋めて肯定した。
「さっき、おれにして欲しいって言ったよな」
悠耶はまた頷いた。
それを合図に、力は悠耶の身体をまさぐって、中心にある雄を握った。
「ひゃっ」
小さな悲鳴が上がる。
力は、それとその周辺を丹念に揉んで遊んだ。
「あっ、やっ、んあぁっ」
悠耶の口からは絶え間なく喘ぎが漏れる。
「力、もうだめ」

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力は真剣な目で返事をした。
悠耶は小さく頷いて、言った。
「おれ、まだ出ないんだ」
またしても、力は言葉の意味を測りかねた。
悠耶は目を合わせるのも恥ずかしいというように、視線を泳がせて赤くなる。
羞恥を必死に押し殺している悠耶に問い返すのは申し訳なかったが、そうせざるを得なかった。
「出ないって、何が?」
できるだけ何気なく、力は聞いた。
しばしの沈黙の後、悠耶はかすれてほとんど聞こえないくらいの声を出した。
「え、液」
その言葉選びと表情とから、力は悠耶の告げたいことを推測した。
つまり、悠耶は、まだ……射精したことがない、のか。
その事実に、力は衝撃を受けた。
昨夜、自分は精通もしていない清らかな恋人を同意もなく犯そうとしたのかと思うと、新たな罪悪感が芽生えた。
同時に、その初心な身体に触れる権利を、自分だけが持っているという優越感は、征服欲を刺激した。
力の反応を不安げに気にする悠耶に、にっこりと余裕の表情を向けて、強く抱きしめた。
「出なくても、触られたら気持ちいいだろ?」
耳元に甘く吹き込む。
腕の中の悠耶が、ぴくんと反応する。
「ん……」
悠耶は力の胸に顔を埋めて肯定した。
「さっき、おれにして欲しいって言ったよな」
悠耶はまた頷いた。
それを合図に、力は悠耶の身体をまさぐって、中心にある雄を握った。
「ひゃっ」
小さな悲鳴が上がる。
力は、それとその周辺を丹念に揉んで遊んだ。
「あっ、やっ、んあぁっ」
悠耶の口からは絶え間なく喘ぎが漏れる。
「力、もうだめ」

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熱のこもった悠耶の瞳を向けられ、力の中心も一段とかさを増す。
力はズボンと下着を脱ぎ、悠耶の身体からもそれらを剥ぎ取った。
悠耶のものは、真上に向かって勃起していた。
可愛い声が聞きたくて、力は睾丸を弄びながら、勃ち上がったものの先を口に含んだ。
「あっ、いやっ、力っ……」
想像以上の色気のある声に満足しながらも、力は、あることに気付いた。
口に含んだものから、苦いものが分泌されている。
さっきの悠耶の話によれば、それは出ないもののはずだ。
だが、考えてみれば、それは昨日までの話である。
今日が、その日なのかもしれない。
力は口を離すと、悠耶のものと自分のものを摺り合わせた。
「悠耶、悠耶……っ」
「ああっ、もっ、力っ」
お互いの名を呼びながら、二人は達した。
挿入までは伴わないが、幸せな快感を味わった後、疑問の言葉を発したのは悠耶のほうだった。
「あれ、いま……」
不思議そうな顔の悠耶に、力はひとつ、頷いて見せた。
「おれ、出た?」
「ちゃんと出てたよ」
力に告げられて、悠耶は頬を染めた。
それから少し考えて、こう言った。
「自分でするより、力の手の方が気持ちよかったから、出たのかなぁ」
あまりにも疑いなく言う悠耶に、力のほうが赤面してしまった。
「いや、それは偶然だと思う」
「でも、やっぱり気持ちよかったし」
まだ潤んだ瞳で、面と向かって気持ちいいだのと言われ、力は動揺するしかなかった。
「そんなこと言うと、襲いたくなるだろ」
言うが早いか、悠耶をぎゅっと抱きしめた。
「わっ、力っ?」
行為の後の温もりに包まれて、二人はそのまま寝てしまった。
悠耶の失敗の恐れなど、まるで忘れていた。
冬の日に下半身裸で寝てしまったにも関わらず、その夜、悠耶は失敗せずにすんだ。

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力はズボンと下着を脱ぎ、悠耶の身体からもそれらを剥ぎ取った。
悠耶のものは、真上に向かって勃起していた。
可愛い声が聞きたくて、力は睾丸を弄びながら、勃ち上がったものの先を口に含んだ。
「あっ、いやっ、力っ……」
想像以上の色気のある声に満足しながらも、力は、あることに気付いた。
口に含んだものから、苦いものが分泌されている。
さっきの悠耶の話によれば、それは出ないもののはずだ。
だが、考えてみれば、それは昨日までの話である。
今日が、その日なのかもしれない。
力は口を離すと、悠耶のものと自分のものを摺り合わせた。
「悠耶、悠耶……っ」
「ああっ、もっ、力っ」
お互いの名を呼びながら、二人は達した。
挿入までは伴わないが、幸せな快感を味わった後、疑問の言葉を発したのは悠耶のほうだった。
「あれ、いま……」
不思議そうな顔の悠耶に、力はひとつ、頷いて見せた。
「おれ、出た?」
「ちゃんと出てたよ」
力に告げられて、悠耶は頬を染めた。
それから少し考えて、こう言った。
「自分でするより、力の手の方が気持ちよかったから、出たのかなぁ」
あまりにも疑いなく言う悠耶に、力のほうが赤面してしまった。
「いや、それは偶然だと思う」
「でも、やっぱり気持ちよかったし」
まだ潤んだ瞳で、面と向かって気持ちいいだのと言われ、力は動揺するしかなかった。
「そんなこと言うと、襲いたくなるだろ」
言うが早いか、悠耶をぎゅっと抱きしめた。
「わっ、力っ?」
行為の後の温もりに包まれて、二人はそのまま寝てしまった。
悠耶の失敗の恐れなど、まるで忘れていた。
冬の日に下半身裸で寝てしまったにも関わらず、その夜、悠耶は失敗せずにすんだ。

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恋人との初めての泊りがけの旅行から帰ってきた次の日、力は悩んでいた。
保田衛に話をしに行こうか、と考えていたのである。
保田は悠耶が夜尿症の治療を受けていた小児科の医者である。
先日、悠耶が治ったという報告をしてからは何事もなく過ごしていたが、今回、一度とはいえ失敗してしまった。
そのことを話しておくべきかと思ったのだ。
しかし、これを話すと自分たちの関係の進展まで話さねばならない気がして、ためらっていた。
結局、力はやすだ医院を訪れた。
保田のことは、悠耶との関係も含めて信頼していた。
悠耶が旅行先で失敗してしまったこと、精通したこと、それらに関連した二人の進展を話すと保田は、予想していたことが起きてしまったというように、視線を落として考え込んだ。
「先生?」
力が考えを聞かせてもらおうと促す。
保田は顔を上げ、力をまっすぐに捉えた。
「力くん、あまり深く考えてはいけないよ」
そう前置きをして、保田はこういうことを話した。
悠耶のおねしょと力の存在には、なんらか繋がりがあるかもしれない。
力とキスをして、恋人になった途端、悠耶のおねしょは治った。
力との性的関係に不安を感じた夜、失敗してしまった。
そしてその不安が解消された次の夜、寒さにも関わらず失敗はなかった。
つまり、力との間に不協和があると、失敗しやすいのかもしれない。
「だからって、力くん。あえて言わせてもらうけれど、君の人生は君のものだよ。悠耶くんと共にいたいのなら、それでいい。でも、そうでないのなら思うとおりにするべきだよ。お互いのためにね。君以外にも、悠耶くんを治せる人がいないとは、限らない」
最後の言葉に、力はどきりとした。
「おれではだめなんですか?」
「そうじゃないよ」
保田は小さく笑った。
「悠耶くんも力くんも、無理をしないで付き合いなさい、ってことさ。わかるね」
「あ……はい」
力は素直に頷いた。
確かに悠耶が失敗してしまった夜は、力の欲望のために無理をさせてしまったのかもしれない。
「先生、おれ、悠耶のこと大切にします」
力は改めて宣言した。
宣言したい気分だった。
「うん」
保田の微笑みに別れを告げて、力は家路についた。
<第三話 完>

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保田衛に話をしに行こうか、と考えていたのである。
保田は悠耶が夜尿症の治療を受けていた小児科の医者である。
先日、悠耶が治ったという報告をしてからは何事もなく過ごしていたが、今回、一度とはいえ失敗してしまった。
そのことを話しておくべきかと思ったのだ。
しかし、これを話すと自分たちの関係の進展まで話さねばならない気がして、ためらっていた。
結局、力はやすだ医院を訪れた。
保田のことは、悠耶との関係も含めて信頼していた。
悠耶が旅行先で失敗してしまったこと、精通したこと、それらに関連した二人の進展を話すと保田は、予想していたことが起きてしまったというように、視線を落として考え込んだ。
「先生?」
力が考えを聞かせてもらおうと促す。
保田は顔を上げ、力をまっすぐに捉えた。
「力くん、あまり深く考えてはいけないよ」
そう前置きをして、保田はこういうことを話した。
悠耶のおねしょと力の存在には、なんらか繋がりがあるかもしれない。
力とキスをして、恋人になった途端、悠耶のおねしょは治った。
力との性的関係に不安を感じた夜、失敗してしまった。
そしてその不安が解消された次の夜、寒さにも関わらず失敗はなかった。
つまり、力との間に不協和があると、失敗しやすいのかもしれない。
「だからって、力くん。あえて言わせてもらうけれど、君の人生は君のものだよ。悠耶くんと共にいたいのなら、それでいい。でも、そうでないのなら思うとおりにするべきだよ。お互いのためにね。君以外にも、悠耶くんを治せる人がいないとは、限らない」
最後の言葉に、力はどきりとした。
「おれではだめなんですか?」
「そうじゃないよ」
保田は小さく笑った。
「悠耶くんも力くんも、無理をしないで付き合いなさい、ってことさ。わかるね」
「あ……はい」
力は素直に頷いた。
確かに悠耶が失敗してしまった夜は、力の欲望のために無理をさせてしまったのかもしれない。
「先生、おれ、悠耶のこと大切にします」
力は改めて宣言した。
宣言したい気分だった。
「うん」
保田の微笑みに別れを告げて、力は家路についた。
<第三話 完>

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第三話、終了です!
みなさまお付き合いいただき、ありがとうございました!
気付けば今回は、恋愛要素がけっこう多かったかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?
さて、一応毎週更新してきたこのブログですが、しばらく更新をお休みさせていただくことにしました。
毎週たくさんの方々に閲覧していただいていて、とっても嬉しかったので、申し訳なく思います。
理由は、続きを書く充分な時間がない、ということです。
時間がないときは、どうしても精神的余裕がなくなってしまい、書きたいと思えないんです。
これまで読んでいただき、本当にありがとうございました!
また時間ができて書きたくなったら、書きに来ます。
このブログ自体は、当分の間は残しておく予定です。
それでは、今まで本当にありがとうございました。
またいずれ、どこかでお会いできますように。
ゆずき
みなさまお付き合いいただき、ありがとうございました!
気付けば今回は、恋愛要素がけっこう多かったかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?
さて、一応毎週更新してきたこのブログですが、しばらく更新をお休みさせていただくことにしました。
毎週たくさんの方々に閲覧していただいていて、とっても嬉しかったので、申し訳なく思います。
理由は、続きを書く充分な時間がない、ということです。
時間がないときは、どうしても精神的余裕がなくなってしまい、書きたいと思えないんです。
これまで読んでいただき、本当にありがとうございました!
また時間ができて書きたくなったら、書きに来ます。
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それでは、今まで本当にありがとうございました。
またいずれ、どこかでお会いできますように。
ゆずき