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ゆずきのBL小説ブログです。                      頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。        ちまちま更新します。
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「風呂場、先に使っていいぞ」
力に言われて悠耶は真っ赤になった。
反応してしまったことが、力にも知れていたのだ。
「おれにされるより、自分でのほうがいいだろ」
力はそう言ってくれるが、悠耶の身体には、昨日の力の指の動きの感触が残っていた。
それを思い出して、悠耶は熱くなった。
あのときの快感をもう一度味わいたいという欲求を、抑えられなかった。
「力」
悠耶は小さな声で呼んだ。
「どうした?」
今夜の力は、どこまでも優しかった。
「力に、して欲しい、かも」
悠耶は俯きがちに本心を述べた。
そんなことを言われては、今日は絶対に触らないと決めていた力でも揺らぐ。
「いいのか?」
無理するな、なんて気遣いをする余裕はなく、悠耶の言葉に飛びついてしまう。
悠耶は小さく頷いた。
力は生唾を飲んだ。
悠耶の肩を抱き寄せようと、手を伸ばす。
「あ、待って」
悠耶の制止に、力はぴたりと動きを止めた。
焦るな、と己に言い聞かせる。
「力、笑わないで聞いてくれる?」
ふいに不安げな表情を、悠耶は見せた。
「え?」
力は瞬時に事情を察しかねた。
悠耶の顔は、おねしょ癖を知られやしまいかとクラスメイトを遠ざけていた時期に似ている気がした。
何か言いにくいことを悠耶は自分に話そうとしているのだ、と力は悟った。



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