ゆずきのBL小説ブログです。
頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。
ちまちま更新します。
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二日目の夜が来た。
悠耶の頭には、やはり二つのことがぐるぐると廻っていて落ち着かなかった。
今日は失敗しないだろうかという不安と、自分の身体に関するもう一つの秘密を力には打ち明けようかという悩みと。
「悠耶」
恋人の呼びかけに、悠耶は我に返った。
見つめる力の瞳は、優しかった。
一日中、一緒にいたのに、久々に力をじっと見た気がした。
「今日は結構歩いたから疲れたな」
「うん、そうだね」
返事をした悠耶を、力はずっと見つめている。
「力?」
「キスしていいか?」
聞かれて悠耶は即答しかねた。
昨日のように、キスの続きをされたら、と思ってしまった。
嫌なわけではないし、キスはしたいのに。
迷っているうちに、力が小さく笑った。
「キスだけ。絶対にキスしかしないから」
「うん」
真剣な力に、悠耶は身を任せた。
力はそっと悠耶を抱き寄せ、浅いキスを繰り返した。
もの足りない、と悠耶は感じてしまった。
昨夜の強引でディープなキス、そして愛撫を身体は覚えている。
理性は続きの行為に危機を感じているのに、本能は欲してしまっていた。
キスだけで下半身に血が集まった。
悠耶の両手が、力の肩をぎゅっと握る。
「はぁ……っ」
口を解放されて、悠耶は甘い息を吐いた。

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