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ゆずきのBL小説ブログです。                      頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。        ちまちま更新します。
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悠耶がどれだけ気を揉んだところで、太陽は規則正しく昇ってしまう。
宿泊行事に出発する朝が来た。
何で、治らないのだろう。
シャワーを浴びながら、悠耶は慣れ親しみすぎた疑問と向き合っていた。
時刻は六時を過ぎたところ。
いつもより一時間ほど早い起床である。
悠耶のおねしょは文字通りの毎晩なので、夜はおむつを使っている。
そのため、ベッドや衣服を汚してしまうことはほとんどないのだが、シャワーは浴びることにしていた。
温かなお湯で顔や身体を洗うと、少しは気分もさっぱりする。
そうして服を着てしまえば、日中はさほど心配はない。
悠耶は、目が覚めてさえいれば、トイレが近いとか、我慢がきかないということはないのだ。
おねしょを除けば、最後に失敗してしまったのは、それこそ小学校の低学年の頃、記憶に残っているのは片手で数えられるほどだ。
それが、寝てしまうとだめなのだ。
授業中にうとうと、という程度なら大丈夫なのだが、夜の就寝はもちろん、乗り物の中や昼寝など一時的な睡眠でも、熟睡してしまうと三十分を過ぎた辺りから危なくなる。
そういう意味では、今回の新幹線での数時間の移動も、熟睡してしまうと危ないのだが、とにかく寝なければいいのだ。
隣には力もいるし、周りにはクラスメイトもいる。
わいわいやっていれば、眠る暇などないはずであった。
「じゃあ、行って来るね」
準備を整えて、悠耶は玄関から母親に声を掛けた。
「待って、お見送りするね」
「うん」
悠耶は、母親と一緒に玄関を出た。
隣の力は、まだ出てきていなかった。




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