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ゆずきのBL小説ブログです。                      頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。        ちまちま更新します。
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それに比べれば、力と二人きりの現在は、数倍は快適だ。
第一、静かだ。
心も落ち着く。
「そろそろ寝るか?」
力が、奥に置かれたほうのベッドに、ごろんと寝転がる。
「そうだね」
悠耶が答えると、力は寝返りをうって悠耶のベッドに背を向けた。
悠耶が、おむつを取り出すのを見ないようにとの気遣いである。
こういうとき、力は本当に優しい、と改めて思い知る。
隣に住む幼馴染が力で、本当に良かったと思う。
おむつは色の付いた袋に入れて、外からでは何が入っているのか見えないようにしてはある。
だが、就寝直前に、それを持ってトイレに入れば、中身など容易に分かる。
あれにおむつが入っているのか、という視線でじっと見られでもしたら、それが例え力でも、恥ずかしくて情けないだろう。
悠耶はまず用を足してから、慣れた手つきで装着して、トイレから出た。
自分のベッドに座ると、力が寝ころんだままこちらを向いた。
「悠」
「ん」
「明日の自由時間、一緒に廻ろうな」
力の言葉は、悠耶には少し意外なものだった。
明日は午後に三時間の自由行動時間がある。
悠耶は、力から特に何も言われていなかったから、当然、一緒だと思っていたのだ。
「うん、俺、そのつもりだったけれど」
力は、他の誰かから誘われていたりしないのかな?
ふと、疑問に思った。
そういえば、先ほど部屋に戻って来るとき、数人の女の子たちに呼び止められていた。
もしかしたら、明日の誘いだったのかもしれない。
聞いてみようとして、力の優しい笑顔にぶつかる。
「そっか、よかった……おやすみ」
おやすみ、と悠耶も言って、電気を消した。




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