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ゆずきのBL小説ブログです。                      頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。        ちまちま更新します。
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そんなこととは知らない力の手は、下着の中に入り込み、悠耶の男の部分に直に触れた。
これ以上されると、悠耶は達してしまいそうだった。
そのとき出なければ、秘密を知られてしまうことになる。
「や、やめろって」
羞恥に耐えかねて、悠耶は力を押し退けてしまった。
力は、はっと動きを止めた。
二人の乱れた呼吸だけが、悠耶に聞こえていた。
力の瞳に浮かんだ驚きが、複雑な色の落胆へと変わっていった。
困惑し、傷ついて拗ねたような表情は、ほとんど見たことのない力だった。
悠耶は、自分が何か酷いことをしてしまったのだと気付いた。
けれど具体的に、力がどういう理由で落ち込んでいるのかわからなかった。
何も永久に拒否したわけではない。
恋した相手に迫る緊張とか、拒まれて傷つく自尊心というものに、まだまだ悠耶は疎かった。
「力、あの」
自分は力を傷つけたかったのではないことをわかってもらおうと、悠耶は口を開いた。
けれども力は、それを無視するように後ろを向いてしまった。
「ごめん」
力は小さくそれだけ言って、自分の布団に入ってしまった。
いつもが優しいだけに、力のこの行動に、悠耶はひどく動揺した。
悠耶は混乱した。
ただでさえ、おむつなしでの初めての外泊を乗り切れるかと気に病んでいたのに、さらに問題が加わってしまった。
どうして力が、急にこんなにも機嫌を損ねてしまったのか。
そして、さっきのような行為を求められる以上、射精できないという秘密をカミングアウトするべきなのか。
不安が重なって、布団に入っても悠耶の目は冴えるばかりだった。
どの問題もいつものように力に相談することは許されない。
せめて失敗しませんように、と祈り、十時と十二時にトイレに行ったのだが、いつのまにやら悠耶は寝てしまった。



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