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ゆずきのBL小説ブログです。                      頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。        ちまちま更新します。
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就寝時間を引き延ばしたい一心で、悠耶は力に話しかけた。
「そうだ、明日回るところ、ガイドブックで確認しとこうよ」
悠耶はしゃがんで、床に置いてある鞄の中からガイドブックを探した。
その背中に、力がのしかかった。
「わっ、力っ!?」
驚いて声を挙げると、力にぎゅっと抱きしめられた。
「ごめん、もう待てない」
呟いた力の声が熱かった。
悠耶は絡み取られるように、布団に押し倒されてしまった。
何が始まるのか考える間もなく、濃厚なキスに口を塞がれる。
悠耶は目を瞑って、口内を犯されるに任せた。
体が火照ってとろけそうで、ついさっきまでの心配も吹き飛びそうだった。
角度を変えて何度か口付けて、気の済むまで抱き合って……。
そんないつもの力を、悠耶が想像して、うっとりしていたときだった。
「えっ?」
夜着の合わせた部分から力の手が滑り込んできて、悠耶はびくりと目を開けた。
逞しい手は胸元を撫で回し、乳首を摘んでくりくりといじる。
初めて踏み入る行為に、悠耶は体を強ばらせた。
悠耶にも、これは男女が愛の証としてする例のあれだということは、なんとなく理解できた。
けれど、いまから自分たちがするなんて……。
悠耶にはまだ、実感も欲求もなかった。
男同士でどうするのかなんて、考えもできなかった。
悠耶が考えていなくても、力は考えていたようで、着々と白い肌は露にされていた。
つんと立った乳首に、舌が這わされる。
「や……」
甘い声が漏れて、悠耶は真っ赤になった。
舌と手とは容赦なく動き続ける。
「はっ……あっ……あ……」
恥ずかしいのに喘ぎを抑えられない。
身体が震えて、下半身が熱くなった。
もじもじと、腰が動いてしまう。
それに気付いたのか、力の手が悠耶の性器に移った。
「ああっ!」
敏感なそれを服の上からぎゅっと握られて、悠耶は思わず、一段と高い声を出してしまった。
「あっ、やっ、やだ……っ」
与えられ続ける刺激から逃れるように、悠耶は身を捻った。
事実、悠耶は逃げ出したいと思っていた。
このまま続けられると、都合の悪いことがあったのだ。
実は、悠耶はまだ、精通をしていなかった。
あれの大きさは普通だし、自分でこすれば勃起もする、達することもできる。
けれど、出ない。
おねしょという相当恥ずかしい秘密を知っていた力にさえ知られたくないこの悩みが、このままではばれてしまう。



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