ゆずきのBL小説ブログです。
頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。
ちまちま更新します。
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あれ、何だったんだろう?
着替えを終えた悠耶は、トイレの中で洗面台に手をついて考え込んだ。
力の顔が近づいてきたと思ったら、唇をくっつけられて……つまり、キスされて……キス?
そのときの感触を思い出して、はぁ、と悠耶は熱い息を吐き出した。
無意識に目を瞑って、自分を抱くように腕を廻す。
気持ちよかったな……。
そして、それに続く告白。
好き、か……。
悠耶にはまだ、それがどういう感情なのか考える余裕はなかった。
朝からそんなことが起これば、修学旅行二日目の力と悠耶が、なんとなく気まずくなるのも仕方がなかった。
ベッドを乾かす時間はなかったので、清掃不要の札をドアノブに下げておいた。
二日目は、マリンスポーツだった。
九月の終わりとは言え、沖縄はまだ暑い。
それなのに、悠耶は水分補給を控えている。
「飲まないと脱水症状になるだろ」
力はスポーツドリンクの入ったペットボトルを、押し付けた。
「うん……」
悠耶は素直に受け取りはするが、開けようとはしない。
昨晩のような失敗をおそれているのだ。
「あのさ、力」
悠耶に呼びかけられて、力はびくっと振り向いた。
「なんだ?」
「いや、やっぱり、いい」
悠耶は顔をそらせてしまった。
この居心地の悪さは、まさに自分の唐突な行動が作り出してしまったものであり、力は、何とかしなければと思う。
「悠、夜にちゃんと話すから、とにかくいまは、水、飲んでくれ」
どぎまぎと脈絡のないことを言ってしまった気がしたが、悠耶は小さく頷いて、ペットボトルを口にしてくれた。

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気持ちよかったな……。
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それなのに、悠耶は水分補給を控えている。
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「うん……」
悠耶は素直に受け取りはするが、開けようとはしない。
昨晩のような失敗をおそれているのだ。
「あのさ、力」
悠耶に呼びかけられて、力はびくっと振り向いた。
「なんだ?」
「いや、やっぱり、いい」
悠耶は顔をそらせてしまった。
この居心地の悪さは、まさに自分の唐突な行動が作り出してしまったものであり、力は、何とかしなければと思う。
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