忍者ブログ









ゆずきのBL小説ブログです。                      頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。        ちまちま更新します。
[15]  [16]  [17]  [18]  [19]  [20]  [21]  [22]  [23]  [24]  [25
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ベッドの染みを見られて恥ずかしさが増したのか、悠耶が力の腕の中から抜けようともがく。
離したくない。
衝動的に力は、悠耶に口付けていた。
一秒、二秒、三秒。
はっと我に返って、身体を離す。
「力……?」
悠耶は驚いて口元を手で押えた。
力も、自分でしたことながら動揺した。
しかし、言い逃れのできない事態である。
力は、心を決めた。
「ごめん、ずっと好きだったから」
こんな形で、失敗してズボンも濡れたままの悠耶に告白することになるなんて、力は夢にも思っていなかった。
「うん……」
悠耶も、何が起きたのかわからないといった顔で、あやふやに頷くだけである。
だが、おかげで失敗のショックは吹き飛んでしまったようだった。
ようやく涙の止まった悠耶の顔を見て、力は微笑んだ。
「とりあえず、着替えるか」
力の言葉に、悠耶は下半身の状態を思い出したようで、着替えの下着とズボンを持ってトイレに駆け込んでいった。
それを見送った力は、いまさら、体中から汗が噴出して、顔が熱くなっていることに気付いた。
「あー……」
手のひらで口を覆い、情けのない声を出す。
あんな不意打ちの、キスと告白。
悠耶は、どう思っただろうか。



にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
↑ランキング参加しています~ポチ頂けると、とっても励みになります!






この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カウンター
プロフィール
HN:
ゆずき
性別:
女性
最新CM
フリーエリア
最新TB
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]



PR