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ゆずきのBL小説ブログです。                      頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。        ちまちま更新します。
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それを破ったのは、悠耶の申し訳なさそうな声だった。
「あのさ、力、おれ、力のこと、本当は好き、なんだと思う」
その告白に、力の頬がぴくりと緩む。
「だって、あ、あのね、朝の、あれ、気持ちよくって……またしたいっていうか」
そこで、二人は見詰め合ってしまった。
もはや力には、悠耶の唇が、一度は自らの口で覆った唇が、色っぽく誘うように見えて仕方がない。
悠耶のほうから、またしたい、と言っているのである。
普段は冷静な力とは言え、健全な男子高校生であることに変わりはなく、誘惑に打ち勝つことはできなかった。
「悠耶、悠耶」
愛しい悠耶を抱きしめて、二度、三度と夢中で口付ける。
ちゅ、ちゅ、という音が響く。
「あっ……は……」
悠耶の呼吸を、力は間近に感じる。
まずい、これ以上はまずい。
力は、必死に自身を抑制した。
さすがに修学旅行先で押し倒すわけにはいかない。
今日はここまでだと、懸命に己に言い聞かせた。
そして、ばっと悠耶から離れると、一目散に自分のベッドに潜り込んだ。
「おやすみ」
それだけ言って、悠耶に背を向けてぎゅっと目を閉じたのだった。
「……おやすみ」
悠耶も戸惑ったようにベッドに入る気配がする。
暫くして悠耶のベッドから寝息が聞こえてくるのを見計らって、力はトイレに入ると、形を変えた分身をなだめた。
悠耶は寝てしまったが、反応しなかったのだろうか……?
自分だけ夢中だったのかと考えると、少し寂しい気がする。
なんにしても、また明日の朝も謝罪から始めねば、と力は小さく息を吐いた。



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