ゆずきのBL小説ブログです。
頼りになる幼馴染攻め×おねしょが治らない受けです。
ちまちま更新します。
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沖縄での三日目の朝が来た。
携帯電話のアラームがどこかで鳴っていて、力は夢うつつにそれを止めたが、覚醒には至らなかった。
そこに、悠耶の小さな悲鳴が飛び込んでくる。
「あっ、あれっ?」
その声に、力はがばっと起き上がった。
隣のベッドの悠耶は、昨日と同じように上半身を起こした状態で固まっている。
まさか、またベッドを汚してしまったのだろうか、昨日は水分を摂り過ぎないように、かなり注意していたのだが。
力は起き上がって、悠耶に近づいた。
「悠耶……?」
そっと、頭を撫でようと手を伸ばす。
「待って、力」
悠耶はそれを拒むと、躊躇うことなくベッドから出てトイレに向かった。
力は悠耶の寝ていたところを調べたが、濡れているということはなかった。
暫くして悠耶は、顔を紅潮させて興奮気味にトイレから出てきた。
「力、おれ、してなかった」
「え……?」
力は、悠耶の言葉の意味を一瞬捉えかねる。
「おねしょ、しなかった!」
「ほ、本当に!?」
こくこくと頷く嬉しそうな悠耶を、力は思わず抱きしめた。
「やった、ついにやったな、悠耶」
力は、がしがしと悠耶の頭を撫でた。
「うん!」
悠耶の満面の笑顔は、力も久々に見る、不安の陰の感じられないものだった。

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そこに、悠耶の小さな悲鳴が飛び込んでくる。
「あっ、あれっ?」
その声に、力はがばっと起き上がった。
隣のベッドの悠耶は、昨日と同じように上半身を起こした状態で固まっている。
まさか、またベッドを汚してしまったのだろうか、昨日は水分を摂り過ぎないように、かなり注意していたのだが。
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「悠耶……?」
そっと、頭を撫でようと手を伸ばす。
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力は悠耶の寝ていたところを調べたが、濡れているということはなかった。
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「力、おれ、してなかった」
「え……?」
力は、悠耶の言葉の意味を一瞬捉えかねる。
「おねしょ、しなかった!」
「ほ、本当に!?」
こくこくと頷く嬉しそうな悠耶を、力は思わず抱きしめた。
「やった、ついにやったな、悠耶」
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